国宝『伴大納言絵巻』(全3巻)
貞観8年（866）に実際に起きた歴史的事件に基づく絵巻である。冒頭の応天門の炎上、駆け付ける検非違使の一隊、群集、官人たちなどドラマチックな画面構成には異様な迫力がある。
いくつかの景観描写と詞書を挟み、放火にまつわる大納言伴善男らしき謎の人物、放火の目撃者である舎人の子と大納言家の出納の子との喧嘩、大納言の逮捕という一連の物語が最初から結末まで固定した視点で描かれている。武者の装束と武具も当時の様式を忠実に描写している。
| 上 巻 | |
|---|---|
| 寸法 | 31.5×839.5 cm |
| 保管場所 | 出光美術館蔵 |
| 解説 | 黒田泰三 |
| 中 巻 | |
|---|---|
| 寸法 | 31.5×858.7 cm |
| 保管場所 | 出光美術館蔵 |
| 解説 | 黒田泰三 |
| 下 巻 | |
|---|---|
| 寸法 | 31.5×931.7 cm |
| 保管場所 | 出光美術館蔵 |
| 解説 | 黒田泰三 |
| 価格 | |
|---|---|
| 標準価格 | 328,000円（税別） |
- 1) 国内外の読者、美術研究者のための文献ならびに学術資料としての価値を重視し、著名な執筆陣による各タイトルの解説は日英二ヵ国語で表記しています。
- 2) 中性紙(バガス)や和紙(鳥の子)と耐光性のあるトナーを使用することにより、従来の印刷インキでは再現不可能だった絵巻特有の原画の質感を再現しており、抜群の色彩効果をあげています。
- 3) 最新のデジタル印刷技術を駆使したオンデマンド方式での生産のため、お客さまの多様なニーズにお応えし、最新の製品を常時提供しています。
- 4) トッパン・フォームズ(現TOPPANエッジ)が世界初の「貼りつなぎ」なしの絵巻用画像制作のノウハウを駆使し、10メートル以上の絵巻を単一の用紙に同時印刷する「長尺印刷システム」で製造しています。