日本の国宝絵巻物

原寸大完全復刻シリーズのご紹介

『平治物語絵巻』 (全3巻)


(販売休止中)

平治の乱(1159)を題材にした軍記物語を絵巻化した作品であり、現存する3巻で構成されている。明治時代に米国に流出した『三条殿夜討巻』は、国内にないため「幻の国宝」として知られている。保元の乱(1156)で戦功のあった平清盛と源義朝の勢力争いに端を発し、後白河上皇、信西、藤原信頼を巻き込んだ宿怨と復讐の物語であり、紅蓮の炎で有名な三条殿炎上のシーンで始まる絵巻は、鎧武者、逃げ惑う公家、八葉車や合戦の修羅場など、全編を通して臨場感のある描写で溢れている。

第一巻 三条殿夜討巻
寸法 41.3×699.5 cm
保管場所 ボストン美術館蔵
解説 アン・ニシムラ・モース
第二巻 信西巻(重要文化財)
寸法 42.7×1,012.8 cm
保管場所 静嘉堂文庫美術館蔵
解説 小林優子
第三巻 六波羅行幸巻(国宝)
寸法 42.2×952.9 cm
保管場所 東京国立博物館蔵
解説 池田 忍
価格
標準価格 279,000円(税別)

    特長

  1. 1) 国内外の読者、美術研究者のための文献ならびに学術資料としての価値を重視し、著名な執筆陣による各タイトルの解説は日英二ヵ国語で表記しています。
  2. 2) 中性紙(バガス)や和紙(鳥の子)と耐光性のあるトナーを使用することにより、従来の印刷インキでは再現不可能だった絵巻特有の原画の質感を再現しており、抜群の色彩効果をあげています。
  3. 3) 最新のデジタル印刷技術を駆使したオンデマンド方式での生産のため、お客さまの多様なニーズにお応えし、最新の製品を常時提供しています。
  4. 4) トッパン・フォームズ(現TOPPANエッジ)が世界初の「貼りつなぎ」なしの絵巻用画像制作のノウハウを駆使し、10メートル以上の絵巻を単一の用紙に同時印刷する「長尺印刷システム」で製造しています。

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